一般歯科

むし歯の治療について

痛みを和らげる取り組み

表面麻酔、細い針の使用、注射時の工夫などで痛みの軽減を図ります

当院ではむし歯の治療において、できる限り患者さんの痛みを軽減したいと考えています。痛みを感じやすいのは麻酔をするときですが、当院では麻酔の前に歯ぐきの感覚を麻痺させる表面麻酔を事前に施します。表面麻酔をすることによって痛みを減らしています。

また、麻酔をする際にもできる限り細い針を使用し、粘膜を張ったり、打つ部位の近くを圧迫したりするなどの工夫を行い、最後にゆっくりと慎重に麻酔薬を注入します。個人差はありますが、これらのさまざまな取り組みによって、「麻酔をされたことがわからなかった」と話される患者さんもいらっしゃいます。

色が付いているイコール虫歯とは限りません

セルフケアなどに問題がなければ、症状が進行しない可能性があります

歯に色が付いていても、着色と、初期の虫歯と、進行した虫歯の3つ原因が有ります。皆様だと判断がつかない場合が有りますので一度ご来院して頂き確認を行います。歯の状態によっては治療する場合や経過を観察する事があります。

 

 

顕微鏡(マイクロスコープ)を使った治療

顕微鏡歯科の特徴・メリット

肉眼では確認できない菌も取り除けます

顕微鏡(マイクロスコープ)を使った治療の大きな特徴は、肉眼では見えないものを3倍から30倍程度にまで拡大観察できるということです。

これは何を表すかというと、肉眼や拡大鏡(ルーペ)を用いた治療も顕微鏡(マイクロスコープ)を使った治療と治療自体は同じものでも、肉眼では見えないぐらい小さなむし歯を発見すれば初期段階での治療が出来ますし、暗く狭い根管部分(歯の根の部分、神経が入っている管)も、顕微鏡治療では明るく拡大出来ますので、従来のレントゲンを参考にしながら経験と勘を頼りに施す治療とは大きな差が出ます。

その他、肉眼では見えないぐらいの被せ物や詰め物のズレなど不適合部分から入り込んだ菌が、むし歯を発現させているということが少なくありません。歯周病治療、型取り、インプラントなど、歯科治療のあらゆる分野でメリットがあります。

むし歯の原因と予防方法について

むし歯が発症するメカニズム

「細菌」「糖分」に時間が加わることでむし歯ができます

むし歯が発症する根本的なメカニズムは、口の中にいる細菌が食べかすの糖分を材料にして酸を出し、酸が歯を溶かしてしまうことに由来します。そこに、食生活や歯磨きなどのケアの状況、時間の経過などの要因が加わってむし歯ができてしまいます。

食べるときに心がけてほしいこと

長時間にわたる飲食は避けましょう

間食をとっても問題ありませんが完食後はしっかりと歯磨きを行いましょう。ただ、食後は口腔内が酸性に傾くため、長時間にわたって飲食することで酸性状態も長く続き、むし歯になりやすくなるのです。なので長時間にわたる飲食はできる限り少なくしましょう。

セルフケアで心がけてほしいこと

ブラッシングだけでなく、フロスや歯間ブラシの併用をお勧めします

ブラッシングだけでは食べかすや歯垢は十分に取り除けないので、フロスや歯間ブラシを併用するようにしましょう。

むし歯を防ぐためには、歯と歯の間の食べかすや歯垢を取り除くことのできるフロスが有効です。一方歯間ブラシは、歯周病になっているご高齢の方などに向いています。ですが、中には使用することで歯ぐきが退縮してしまうケースもあるため、使う方が良いのかどうか、歯科医院に相談してみると良いでしょう。

顎関節症への対応について

生活習慣の改善、マウスピースの装用など治療内容はケースによります

「口が開きにくい」「あごが痛い」「あごがカクカクと鳴る」などの症状がある方は、あごの関節のトラブルが原因で口周りをはじめさまざまな症状が現れる顎関節症になっているかもしれません。

顎関節症を治療する方法はさまざまにありますが、噛み合わせが悪くてあごの関節を圧迫している場合、まず患者さんの生活習慣の改善を図ります。他にも夜眠るときにマウスピースを装用していただいたり、被せ物を調整したり、矯正治療を行う方法もあります。

治療方法はケースバイケースなので、上記のようなお悩みのある方は、まずは当院にご相談ください。

親知らずの抜歯について

口の中の状況を見て、抜くか抜かないかを判断します

当院では親知らずの抜歯も行っていますが、親知らずはすべて抜かないといけないわけではありません。真っ直ぐ上に向かって生えていて、むし歯になっておらず、手前の歯も問題なさそうであれば、抜かずに様子を見ることが多いです。親知らずを残しておくことで、入れ歯やブリッジの治療を行う際にその親知らずを活用できる可能性もあります。

痛みがある場合などお困りのときはお早めに、また症状がなくても親知らずを抜いた方がいいかそうでないか気になる方は、当院にご相談ください。